暴飲暴食を食い止める方法

健康

こんにちは。ぽこです!

みなさんは食欲が抑えられなくなることはありませんか?今日はそんな人のために、腸の声を聴いて脳の暴走を止める方法を紹介します。

偉大な腸

腸は主に「消化」「免疫」「解毒」という役割を一手に引き受けています。腸の役割として皆さんが1番に思い浮かぶのは「消化」ではないでしょうか?食べたものが分解され、身体に吸収されるのは、腸からです。なので、食事は脳で感じる味よりも、腸を重視して食べるべきなのです。

「免疫」についても、免疫を担う細胞の約70%が腸に存在します。腸で病原菌などの有害物質をきちんと防げれば、身体の内側に入ってくることはありません。

さらに「解毒」も腸の仕事です。解毒を行うのは肝臓だと知られています。しかし、腸は肝臓に送られる前に有害物質をブロックしているのです。つまり、そこでブロックしきれなかった有害物質だけが肝臓に送られるのです。

こうしたの 「消化」「免疫」「解毒」 という働きを支えているのが、腸内細菌です。

みなさんは生物が初めて持った臓器が何かわかりますか?実は腸だったのです。そして、腸では大脳に匹敵するほどの神経細胞が働いており、大脳とは別に思考することができるのです。

異常な食欲は「脳」の仕業

脳はストレスに弱く、ストレスを感じると食などの原始的な方法でストレスから逃れようとします。どうしてでしょうか?脳が自分の報酬系を活性化させるために食欲を満たす行動に走らせるからです。

欲求が満たされるときには、脳の「報酬系」と呼ばれる部分が活性化します。すると「快」の感覚が得られます。この「快」の感覚は、一瞬であっても、ストレスからくる不安やイライラ、心配や不満などの負の感情を忘れさせてくれるのです。脳は、自分さえ満足すればよく、他の臓器のことは考えません。

甘いものは脳を依存状態にする

甘いものを食べると、脳の報酬系が活性化し、満足します。しかし、脳の報酬系を満足させすぎると悪影響を及ぼすことが分かっています。また、報酬系を甘いもので過剰に活性化すると、ドーパミンやセロトニンの分泌異常をきたし、摂食障害を起こすことも明らかになっています。

私たちが何かを食べて満足するとき、快感を得たとき、もっと食べたいと感じるとき、脳の中ではドーパミンという物質が分泌されます。

ドーパミンとは「恋愛ホルモン」とも呼ばれる脳内伝達物質であり、これが大量に分泌されると脳が興奮状態になります。目先にある一瞬の快感が重視されるようになるのです。

脳が喜ぶ味を口に入れた時も、同じ状態になります。ドーパミンが分泌されることで快感が得られ、興奮状態になるのです。食べたかったものを食べられたときや、食べられると思ったときに、脳内の報酬系を満足させるためにドーパミンは放出されます。

糖分を多く含むアイスクリームや飴、ケーキなどのスイーツには、口にしただけで強烈な快感が得られます。脳はブドウ糖が大好きです。これらのお菓子類には白く精製された砂糖が大量に含まれています。砂糖は小腸でブドウ糖と果糖に分解され、ブドウ糖は素早く血液中に浸透します。砂糖を口に入れてから約10秒後には血糖値が跳ね上がり、ブドウ糖は即座に脳に届けられるのです。つまり、「おいしい」という強い感覚を脳に与える作用があり、口に入れただけでドーパミンが分泌される即効性があるのです。

「おいしい」という感覚を感じながら食事をすることはとても大切です。しかし、糖質を多く含む食品は、脳を依存症にし、身体を不健康にするということを覚えておいてください。

お菓子はストレス解消になるのか

お菓子を食べることでストレスを解消しようとする人は多いでしょう。

安価で簡単に手に入れることができるお菓子は、手っ取り早く脳を満足させ、ストレスを感じなくなる「癒し」を与えてくれます。しかし、それは一時だけのものです。その1袋がさらに脳を暴走させ、お菓子の依存をますます強めてしまうからです。

ストレスを感じているときや、疲れているときに甘いものを食べると安心感を得られるでしょう。快感物質であるドーパミンが急に放出されるからです。しかし、食べ物でストレスを解消することは、逆にストレスを増やす方法であることを知らなくてはいけません。

ドーパミンには強い依存性があります。即効性があり、簡単に快楽を得られる方法を知ってしまうと、ストレスを感じるたびに、脳はその方法を求めるようになります。

ところが、糖質を多く含む食品には、血糖値を一気に上げる作用があります。血糖値が一気に上がれば、インスリンが大量に分泌されます。インスリンとは、血液中のブドウ糖を筋肉細胞に取り込む働きを持つホルモンです。これが一気に分泌されると、ブドウ糖が一気に体内に取り込まれ、今度は血糖値を急速に下げてしまうのです。

このようにして低血糖の状態になると、ストレスや不安感、疲労感などを感じるようになってしまうのです。

この負の連鎖は、どこかで食い止めなければいけません。脳の暴走を食い止めるには、まずお菓子類をやめるべきです。

まとめ

お菓子でストレスが解消されるのは一瞬です!まずはお菓子をやめるところから始めてみましょう。

甘いものも依存症と同じなので、最初はつらいと思うのですが、徐々にお菓子が欲しいという気持ちがなくなってきます。

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