今回は、ベータ版ではありますがPython 3 エンジニア認定データ分析試験に合格したので、その方法等について書きたいと思います。
…とはいっても、試験内容は公開できないため、勉強法と、実際に受けた感想になります。まだ基礎試験を受けていない人は、先にそちらから受けることをお薦めします。
Python 3 エンジニア認定データ分析試験って?
Python 3 エンジニア認定データ分析試験とは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会によって行われる試験で、Python 3 エンジニア認定基礎試験をデータ分析に特化させたものです。概要は以下のようになっています。
◆「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」概要
試験名称:Python 3 エンジニア認定データ分析試験
概要:Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験
受験料金:1万円(外税) 学割5千円(外税)
問題数:40問(すべて選択問題)
合格ライン:正答率70%
試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
主教材:
Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 (AI&TECHNOLOGY)
2018年9月19日発売予定(税込2,678円)
「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」(翔泳社)
著者:寺田 学、辻 真吾、鈴木 たかのり、福島 真太朗(敬称略)
参考:Python ED
出題範囲
この試験には、上記の通り主教材があります。その中から、以下の割合で問題が出題されます。
章 | 節 | 問題数 | 問題割合 | |
1 | データエンジニアの役割 | 2 | 5.00% | |
2 | Pythonと環境 | |||
1 | 実行環境構築 | 1 | 2.50% | |
2 | Pythonの基礎 | 3 | 7.50% | |
3 | Jupyter Notebook | 1 | 2.50% | |
3 | 数学の基礎 | |||
1 | 数式を読むための基礎知識 | 1 | 2.50% | |
2 | 線形代数 | 2 | 5.00% | |
3 | 基礎解析 | 1 | 2.50% | |
4 | 確率と統計 | 2 | 5.00% | |
4 | ライブラリによる分析実践 | |||
1 | NumPy | 6 | 15.00% | |
2 | pandas | 7 | 17.50% | |
3 | Matplotlib | 6 | 15.00% | |
4 | scikit-learn | 8 | 20.00% | |
5 | 応用: データ収集と加工 | 0 | 0.00% |
参考:データ分析試験
出題形式
出題形式は、基礎試験と同様、パソコン上で選択肢から答えだと思うものを選択する方式です。
試験会場によって、別の試験を受けている人が多かったり、周りの音が気になったりとあるので、試験会場も選べるのであれば気にしてみるといいかもしれません。
試験対策として行ったこと
今回は基礎試験に合格している前提で、お話しします。
Pythonの基礎については、すでに学習しているので特に必要ありません。また、数学の基礎についても、私の場合は大学時代に学んでいたため、特に必要ありませんでした。
上記出題範囲にあるように、ライブラリが重点的に出題されるので、勉強もそこを中心に行いました。
具体的には、
- 主教材を一通り読みながら、実際にプログラムを書いてみる。
- 1の内容を書き出し、何も見ずにそのコードを書いてみる。
- 2で間違えたところをもう一度主教材で確認する。
- 間違えたところを再度テスト。
これを全て正解するまで繰り返しました。
テストの問題は、主教材が分かればできるレベルなので、特に他の教材で学習する必要はありません。…というより、本当に主教材から出題されるので、これだけ完璧にすれば必ず合格します。
データ分析の技術が付くかは別ですが、試験に合格するためには主教材を徹底的にやり込みましょう。
学習にかかる時間
これは、人によってかなり違いがあると思います。私の場合はPythonのライブラリを使った経験もあったので、1週間(時間にすると15時間ほど)で合格できました。
まとめ
とにかく主教材をやりましょう!