こんにちは。ぽこです!
今回は、AWS RDSのインスタンスについて、ストレージや金額を比較していきます。今回は、私が実際に使用しているMySQLについて調査を行っています。
ストレージタイプ
RDSには、3つのストレージタイプが存在します。汎用 SSD、プロビジョンド IOPS SSDおよびマグネティックです。この記事では、マグネティックを除く2つについて書きます。
汎用 SSD
現在最も基本的で、コスト効率の良いストレージタイプになります。gp2とgp3の2種類があり、gp2はストレージサイズのみを選択するのに対し、gp3(400GiB以上)では、IOPSやスループットを選択することができます。(gp2とgp3については後で比較)
プロビジョンド IOPS
プロビジョンド IOPS ストレージは、低 I/O レイテンシーおよび一貫した I/O スループットが必要となる I/O 負荷の高いワークロードのニーズを満たすように設計されています。
ストレージの性能
それぞれのストレージの性能は、下記のとおりです。
ストレージ | IOPS | スループット | |
汎用 SSD(gp2) | 20GiB~64TiBの間で設定可 | ストレージ(GiB)×3 | ストレージ(GiB)×0.75 334GiBで最大250 |
汎用 SSD(gp3) | 20GiB~64TiBの間で設定可 | ストレージ<400GiB:ベースライン 3,000 ストレージ>=400GiB:ベースライン 12,000、12,000~64,000 の間で設定可 | ストレージ<400GiB:ベースライン 125 ストレージ>=400GiB:ベースライン 500、500~4,000 の間で設定可 |
プロビジョンド IOPS | 100GiB~64TiBの間で設定可 | ストレージ(GiB)×(1~50)の間で設定可 | IOPS<=2,000:IOPS÷4 2,000<IOPS<=32,000:500 IOPS>32,000:IOPS×0.016 |
参考:Amazon RDS DB インスタンスストレージ – Amazon Relational Database Service
料金
それぞれのストレージの料金は以下になります。(2023/2/7 現在)
汎用 SSD(gp2)
GiBあたり月額$ 0.138
例)
ストレージ:500GiBの場合、500 × $0.138 = $69
IOPS:1,500
スループット:250
汎用 SSD(gp3)
GiBあたり月額$ 0.138
ベースラインを超えるIOPSあたり月額$ 0.024
ベースラインを超えるスループットあたり月額$ 0.0960
例)
ストレージ:500GiBの場合、500 × $0.138 = $69
IOPS:12,000
スループット:500
ここで、IOPSを12,000→15,000とする場合、
(500 × $0.138)+((15,000 - 12,000)× $0.024)= $141
となります。
プロビジョンド IOPS
GiBあたり月額$ 0.15
プロビジョンドしたIOPSあたり月額$ 0.12
例)
ストレージ:500GiBの場合、500 × $0.15 = $75
IOPS:1,500の場合、1,500 × $0.12 = $180
スループット:375
$75 + $180 = $255
となります。