「データ」と「情報」、「ファイル」と「レコード」とは

SQL

こんにちは。ぽこです!

今回はデータベースの概念の前に知っておきたい、「データ」と「ファイル」「レコード」とは何かを解説します。

「データ」と「情報」

「データ」と「情報」、どちらもよく聞く言葉で、なんとなく似た意味を持っていそうですよね。では、「データの中に情報がある」と「情報の中にデータがある」どちらが正しいでしょうか?

正解は、「情報の中にデータがある」でした!

「データ」とは、客観的な事実であり、何らかの事象を1つだけ表しているものです。

例を出して考えてみましょう。ここに、性別というデータがあります。このデータは、男か女を表しています。しかし、このデータだけでは、データにある性別が人間の性別なのか、犬か猫の性別なのかは分かりません。せっかく性別データを持っていても、このままでは使うことができません。

そこで登場するのが情報です。

「情報」とは、意味を持ったデータの集まりです。

社員という情報、つまり、「社員という意味を持ったデータの集まり」があるとします。この情報の中にデータとして、氏名や生年月日、性別などが入っています。

社員という情報の中にある「性別」というデータであれば、もちろん人間の性別であることが分かり、データを使うことができます。

このようにデータは情報の中にあって初めて意味を持ち有効なデータとして利用することができるのです。

データベースでは、多大な「データ」を蓄積しますが、説明したように「データ」として持っているのではなく、「情報」の中の「データ」として持っていることになるのです。

「ファイル」と「レコード」

次に「ファイル」と「レコード」という概念を説明します。

先ほど学んだように、「データ」とは、「何らかの事象を1つだけ表しているもの」でした。そしてそれは、「情報」の中にあって初めて利用できるものでした。

では、コンピュータ上ではどのように「情報」が表現されているのでしょうか?

情報に当たるのが「ファイル」と「レコード」です。

「レコード」:意味的なまとまりをもったデータの集まり

       ファイルへの格納単位

「ファイル」:意味的なまとまりをもったレコードの集まり

こちらも例を出して考えてみましょう。

社員ファイルというファイルがあるとします。

そこにはある条件(男性社員だったり、40歳以上の社員だったり)でまとめられた社員に関するデータが入っています。

社員ファイルの中には「レコード」(社員レコード)が入っています。

そこには一人の社員に関する事柄(項目)が入っていることになります。

例えば社員番号、氏名、性別、生年月日、所属部署などです。

これが、「データ」となります。

最後に

皆さん、イメージはつかめましたか?

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