はじめに
今回は、Dartを使ったことない人、これから使ってみようと思っている人に向けて、Dartについて簡単に紹介したいと思います。
Dartは、2011年にGoogleによって開発されたプログラミング言語で、JavaやC#に似ています。
プラットフォーム
今までの言語と違い、DartはWebブラウザやサーバ、モバイルアプリケーションなど、様々なプラットフォームで動かすことができます。
Webブラウザ
Dartは、SDKを提供しており、それを使うことで、Dartをブラウザ上で動かすことができます。これは、Dartで書かれたプログラムをJavaScriptに変換することで実現しているのですが、なんと、この方法で作られたJavaScriptのコードは、直接書いたものよりも効率がいいのです！（つまり、早く動く！）
https://dartpad.dartlang.org/で、実際にDartのコードを書いて実行したり、サンプルを見ることができるので、ぜひ見てみてください。
まだ完全ではないことを頭に置いておく
しかし、ブラウザ上での動作はまだ完全ではありません。
例えば、入力があったとして、それを見ることはできません。入力の機能はあるものの、動かないのです。
サーバ
DartのSDKは、基のオペレーティングシステムに繋がずに動かすことができる仮想マシンを持っています。これは、SDKにある「dart」コマンドラインツールを使ってコマンドラインからDartのコードを呼び出すことができます。このコードは、呼び出されると同時にコンパイルされます。この方法は、サーバサイドアプリケーションの開発に適しており、Javaや.Netと同程度のパフォーマンスがあります。
即反映される
この方法を使うと、開発者がコマンドラインからDartアプリを動かしているときに基盤となるコードが変わったら、再読み込みをします。そのため、コードを書くことと走らせることがほぼ同時にできるのです。これによってアプリ開発がとても速くなります。開発が終わったら、すぐにネイティブアプリとして展開できます。
Flutter開発（デバッグモード）
Flutter開発を行う際に最も使うのがデバッグモードでしょう。このモードは確認するもので、通常遅いものです。このモードでは、もちろんデバッグの情報や、拡張サービス、監視などが可能です。それだけではなく、なんとパッケージサイズにも優れた、より速い開発や動作のために最適化されているのです。
ネイティブアプリケーション
Dartのコードは実行前にコンパイルしておくことができるので、機械語として提供できます。
FlutterはほとんどがDartで書かれており、ネイティブで動きます。そのためFlutterは速く、カスタマイズもしやすいのです。
