プロジェクト遂行組織について

こんにちは。ぽこです!

今回は、プロジェクト遂行組織について説明したいと思います。

プロジェクト組織は、属する企業の組織形態の影響を受けます。そのため、代表的な組織構造を理解し、その特徴を確認しておかなければなりません。

ファンクショナル組織(機能別組織)

企業の活動を「昨日」別に組織化した形態です。

事業別組織

製造業担当事業部、卸売業担当事業部、金融担当事業部など、事業ごとに組織化する形態です。小さなソフトウェア開発企業などでは、この組織構造をそのままプロジェクトチームにする場合が多いです。指揮命令系統が一元化される点は良いが、専門技術を持った要因が各部署に冗長的に配置されるなど、全体最適化に問題があります。また、縦割り構造になり、セクショナリズムが発生しやすいです。

マトリクス組織

既存の(ファンクショナル組織などの)組織形態に所属したまま、プロジェクトチームを組織横断的に結成するパターンです。指揮命令系統が二系統(二人の上司から相反する命令を受ける)になり、その調整役が必要になります。調整機能が働かない場合、プロジェクトメンバが業務の板挟みになる可能性があります。しかし、うまく調整すると、組織横断的に最適な人材を集めることができます。

タスクフォース型組織

既存の(ファンクショナル組織などの)組織の枠を超えて、プロジェクトチームを組織横断的に結成するパターンです。指揮命令系統も一元化でき、プロジェクトマネージャー以下選任できます。また、組織横断的に最適な人材を集めることもできます。しかし、既存の所属部門での業務から離れることになるので、ソフトウェア開発企業であればよいが、利用者側(ユーザ企業)では長期的には難しいです。

委員会組織

各部門の代表者を集めて委員長と議長を決め、定期的に会議形式で議題について話し合う組織形態です。業務会zrンプロジェクトなどに代表されます。合議制のため、問題の発見などには向いているが、強力なリーダーシップを持って推進していかなければならないシステム開発プロジェクトには向きません。

タイトルとURLをコピーしました